SQL Anywhere 10.0.1 UNIX 版リリース・ノート Copyright (c) 2002-2007, iAnywhere Solutions, Inc. Portions copyright (c) 1988-2007 Sybase, Inc. All rights reserved. All unpublished rights reserved. SQL Anywhere 10 のインストール -------------------------- 1. インストール先ディレクトリの書き込み権限を持つユーザとしてログインします。 2. 次の手順は、CD からインストールするか、SQL Anywhere 10 を含む アーカイブからインストールするかによって異なります。 2a. CD からインストールする場合は、CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入 します。CD-ROM ドライブが自動的にマウントされない場合は、手動で マウントします。Linux では、マウント・ポイントは通常は /mnt/cdrom です。この場合、次のコマンドを入力します。 mount /mnt/cdrom シェルで、CD-ROM のディレクトリに変更します。たとえば、次のように入力 します。 cd /mnt/cdrom 2b. アーカイブからインストールする場合は、tar を使用してインストールを展開 します。たとえば、次のように入力します。 tar xvzf linux_x86_sa1001.tar.gz 3. 作成されたディレクトリに変更し、次のコマンドを入力して設定スクリプトを開始 します。 cd ga1001 ./setup 使用可能な設定オプションのリストを表示するには、次のように入力します。 ./setup -h 4. 設定プログラムで表示される指示に従います。 SQL Anywhere 10 の環境変数の設定 ------------------------------------------------- ソフトウェアを使用するユーザごとに SQL Anywhere の必要な環境変数を設定 する必要があります。これらの環境変数は、オペレーティング・システムによって 異なり、『SQL Anywhere サーバ - データベース管理』の「SQL Anywhere 環境変数 の概要」で説明しています。 デスクトップ・アイコンの作成 (Linux) ------------------------------ KDE または GNOME がインストールされている場合、Linux でのインストール時に デスクトップ・アイコンをインストールするかどうかを確認するメッセージが表示され ます。これらのアイコンは、アイコンを使用するユーザごとにインストールする必要 があります。ユーザ用にアイコンをインストールするには、そのユーザとしてログイン して、次のコマンドを使用してインストールを再実行します。 ./setup -create_icons [install-dir] 上記のように SQLANY10 環境変数を設定してある場合は、install-dir は不要 です。 アイコンを削除するには、ユーザごとに remicons スクリプトを実行します。 $SQLANY10/bin32s/remicons SQL Anywhere 10 のクイック・スタート ------------------------------------ この項では、Interactive SQL のシステム管理ユーティリティとブラウズ・ ユーティリティからサンプル・データベースに接続する方法、およびクエリの 実行方法について説明します。 1. 通常の UNIX でのインストールでは、ソフトウェアとサンプル・データベースは 書き込み権限を持っていないディレクトリにインストールされます。 端末ウィンドウで、書き込み可能なフォルダに変更します。次のコマンドを使用 して、サンプル・データベースのファイルをそのフォルダにコピーします。 cp /demo.db ここで は SQL Anywhere 10 のインストール先ディレクトリです (たとえば、/opt/sybase/sqlanywhere10)。 2. 次のコマンドを使用して、データベース・ファイルに対してデータベース・エンジン の実行ファイルを実行します。 dbeng10 demo.db 3. 別の端末ウィンドウで、次のコマンドを入力して、Interactive SQL のシステム 管理ユーティリティを実行します。 dbisql JRE をインストールしていないか、展開オプションを使用している場合は、次の コマンドを使用して、Interactive SQL の文字ベースのバージョンを実行できます。 dbisqlc 4. 接続ダイアログが表示されます。ユーザ ID に「DBA」、パスワードに「sql」、 データベース名に「demo」を入力します。その他のフィールドは空白のままに します。[Enter] キーを押してデータベースに接続します。 5. ウィンドウがサブウィンドウに分割されます。コマンド・ウィンドウに次のクエリを 入力します。 SELECT * FROM employees [F5] キーまたは [F9] キーを押して文を実行します。 dbisqlc を実行していて、F キーをエミュレートする場合は、[Ctrl + F] を 押してから、[9] を押して文を実行します。 [データ] ウィンドウにクエリの結果が表示されます。 Linux または Solaris でリモート端末セッションを実行していて、グラフィカル・ ユーザ・インタフェースにアクセスできない場合は、次のバッチ・コマンドを使用して 結果セットを表示できます。 dbisql -c "uid=DBA;pwd=sql" -nogui "SELECT * from EMPLOYEES" SQL Anywhere 10 のリリース・ノート --------------------------------- SQL Anywhere サーバ ------------------- o SQL Anywhere Server - SQL Anywhere バージョン 9 以前のデータベースを SQL Anywhere 10 で使用するには、再構築する必要があります。 データベースの再構築については、SQL Anywhere 10 のインストール後にマニュアルを参照してください。 o Adaptive Server Anywhere 9.0.1 以前のサーバ・ソフトウェアを使用している 場合、SQL Anywhere 10 の 64 ビット・クライアントから共有メモリを使用して サーバに接続できない場合があります。この問題を回避するには、通信に TCP/IP を使用するか、サーバを ASA 9.0.2 または SQL Anywhere 10 に アップグレードしてください。 HP-UX Itanium では、さらに制限があります。バージョン 9.0.2 ビルド 3207 より 前のクライアントまたはサーバは、共有メモリを使用して SQL Anywhere 10 64 ビット のクライアントと通信できません。これはクライアントとサーバの両方が 32 ビットまたは 64 ビットであっても同じです。この問題を回避するには、TCP/IP を使用するか、旧バージョンのソフトウェアを ASA 9.0.2 ビルド 3207 以降または SQL Anywhere 10 にアップグレードしてください。 o データベース・サーバのデーモンとしての実行 - 次のように -ud オプションを 使用してデータベース・サーバをデーモンとして実行できます。 dbeng10 demo.db -ud '&' を使用してサーバをバックグラウンドで実行しないでください。 デーモンとして実行しているデータベース・サーバを停止するには、次のように dbstop ユーティリティを使用します。 dbstop demo o SQL Anywhere サーバ - RedHat 4 では、GUI を有効にしてデータベース・ サーバを起動すると、glibc のバグが原因でクラッシュする可能性があります。 テストにより、glibc 2.3.4 ~ 2.25 では問題が解決していることがわかって います。これ以上のパッチ・レベルの glibc を実行することをおすすめします。 o SQL Anywhere サーバ - カーネルが 2.6.13 より前の Linux ディストリビューション では、カーネルの既知のバグが原因で、IPv6 リンクスコープのローカル・アドレスが 正常に機能しない場合があります。リンクスコープのローカル IPv6 アドレスを使用 する必要がある場合は、カーネルをバージョン 2.6.13 以降に更新することを おすすめします。 o SQL Anywhere サーバ - AIX 5.3 では、syslogd のバグが原因で SQL Anywhere サーバ がハングする可能性があるので、パッチ番号 IY79612 以降を適用することをおすすめ します。 Mobile Link ------------ o Treo 600 デバイスで SMTP ゲートウェイを使用してサーバ起動同期を行っている場合は、 通知を受信できるようにするために Treo の Listener ユーティリティをリセット後に 1 回再起動します。 o Sybase Central Mobile Link プラグイン - 配備時に作成されるデータベース・ オブジェクトの名前が、データベースでサポートされている長さよりも長い場合が あります (新しいオブジェクト名はベース・テーブル名にサフィックスを追加して作成 されるため)。この場合、オブジェクトをデータベースに直接配備するのではなく、 ファイルに配備して、生成された SQL ファイルを編集して長すぎる名前をすべて 置換してください。 o Sybase Central Mobile Link プラグイン - [同期モデル作成] ウィザードで新しい リモート・スキーマを作成すると、新しいリモート・データベースのカラムに、統合 データベースのカラムの外部キー、インデックス、またはデフォルトのカラム値が 含まれません。Ultra Light データベースでは NCHAR 型または NVARCHAR 型の カラムがサポートされないので、これらのデータ型のカラムがある統合データベースの テーブルを使用して、Ultra Light リモート・データベース用の新しいリモート・ スキーマを生成することはできません。展開後にリモート・スキーマを作成または 変更してから、モデルのスキーマを更新できます。 o Sybase Central Mobile Link プラグイン - 計算カラムがある統合データベースの テーブルを同期する場合は、このテーブルにアップロードすることができません。 計算カラムを含む同期モデルを展開すると、タイムスタンプベースのダウンロードに 使用されるトリガ作成時にエラーが発生する可能性があります。このカラムを同期から 除外したり、テーブルをダウンロード専用に設定し、スナップショット・ダウンロード を使用するか生成された統合 SQL ファイルを編集して、計算カラムをトリガの 定義から削除したりできます。 o Sybase Central Mobile Link プラグイン - テーブル・マッピングの対象として統合 データベースのテーブルを選択するときに、ビューを選択することはできません。 o Linux の言語設定と Oracle - 一部の Linux ディストリビューションでは、環境 変数 LANG が通常の値 en_US に設定されているときに、Mobile Link から Oracle データベースへの接続を確立できません。この問題を回避するには、 環境変数 LANG の設定を解除します。たとえば、Bourne シェル (sh) で次の コマンドを実行します。 unset LANG o Mobile Link の Notifier、ゲートウェイ、Carrier - サーバ起動同期 (SIS) の Notifier、ゲートウェイ、Carrier の名前には、シングルバイトの文字を使用する 必要があります。 オペレーティング・システムのサポート ------------------------ o SQL Anywhere 10 のインストールに関するオペレーティング・システムの稼働条件 については、http://www.ianywhere.jp/sas/os_components.htmlを 参照してください。この Web ページには、サポートされている各プラットフォーム に含まれている SQL Anywhere のコンポーネントに関する情報もあります。 o SELinux のサポート - SELinux で SQL Anywhere を実行できない場合は、SQL Anywhere 用に適切な SELinux ポリシーを定義するか、SELinux を無効にします。 ライブラリを再配置可能な共有ライブラリとして設定すると、SQL Anywhere ライブラリ を SELinux で使用できるようになります。たとえば、RedHat ディストリビューション では、次のコマンドを実行します。 chcon -t textrel_shlib_t $SQLANY10/lib32/* $SQLANY10/lib64/* 別の方法として、次のコマンドを root で実行して SELinux を無効にすることも できます。 /usr/sbin/setenforce 0 o Itanium プラットフォーム 64 ビットのみ - 32 ビット x86 (IA-32) アプリケー ションは Linux Itanium プラットフォームでサポートされ、32 ビット Hewlett Packard PA-RISC (ILP32) アプリケーションは HP-UX Itanium プラットフォーム でサポートされていますが、エミュレーション・モードでしか実行できません。 パフォーマンスの低下を防ぐには、ネイティブの 64 ビット SQL Anywhere クライアント・ライブラリを使用して、アプリケーションをネイティブの Itanium IA-64 (LP64) 実行ファイルとして再コンパイルしてください。 o スレッドとセマフォ - ソフトウェアで使用されているスレッドとセマフォは重要です。 システムによっては、これらのリソースが不足する可能性があります。 o Solaris では、SQL Anywhere で Posix のスレッドとネイティブのセマフォが 使用されます。 o Linux、AIX、HP-UX、Mac OS X では、SQL Anywhere で pthread (posix スレッド) と System V のセマフォが使用されます。 o アラーム処理 - この情報は、非スレッド化アプリケーションを開発し、SIGALRM または SIGIO ハンドラを使用する場合にのみ該当します。 SQL Anywhere では、非スレッド化クライアントで SIGALRM と SIGIO のハンドラ が使用され、200 ミリ秒ごとに繰り返しアラームが開始されます。処理が正常に 行われるには、SQL Anywhere でこれらの信号が処理できる必要があります。 SQL Anywhere のライブラリをロードする前に SIGALRM または SIGIO の ハンドラを定義すると、SQL Anywhere はこれらのハンドラに接続されます。 SQL Anywhere のライブラリのロード後にハンドラを定義した場合は、 SQL Anywhere のハンドラから接続する必要があります。 TCP/IP 通信プロトコルを使用する場合、SQL Anywhere では、非スレッド化 クライアントでのみ SIGIO のハンドラが使用されます。このハンドラは常に インストールされますが、アプリケーションで TCP/IP を使用する場合にのみ 使用されます。 o xterm 環境で文字モードのときに事前起動が必要 - UNIX 版 SQL Anywhere の評価版を実行するときは、グラフィカル・アプリケーションから接続する前に SQL Anywhere を起動しておくことをおすすめします。事前に起動しないと、 グラフィカル・アプリケーション (Interactive SQL や Sybase Central など) が 起動に使用した端末ウィンドウと重なる位置にあった場合に、ライセンス契約に 同意するためのウィンドウが隠れてしまい、同意することができません。 o RedHat 4 x86_64 に推奨されるパッチ - GUI を有効にして 64 ビットのデータ ベース・サーバを起動すると、glibc のバグが原因でクラッシュする可能性があり ます。RedHat から提供されている glibc の最新パッチを適用すると、問題は 解決します。 o TurboLinux FUJI (11) で Sybase Central の終了時にクラッシュ - これは TurboLinux FUJI に含まれる glibc パッケージの問題が原因です。現時点では、 TurboLinux からパッチは提供されていません。 o HP Itanium での iAnywhere JDBC ドライバ - HP Itanium で iAnywhere JDBC ドライバを使用する場合は、1.4.2 以上の JRE が必要です。1.4.2 より前の JRE を使用すると、アプリケーションの終了時にハングします。 o Java Invoice のサンプルは、Linux Itanium、HP-UX、IBM AIX では実行できません。 このサンプルでは、これらのプラットフォームには含まれない dbisql の機能が必要 だからです。 o Kerberos のサポート - Solaris、HP-UX、IBM AIX では、MIT Kerberos 5 バージョン 1.4 Kerberos クライアントがテストされ、サポート対象になっています。 その他の正しく設定された GSS-API Kerberos クライアントはテストされておらず、 正式なサポート対象ではありません。 o LDAP のサポート - HP-UX では、LDAP-UX Integration 製品に含まれる HP 提供の LDAP ライブラリだけがテストされ、サポート対象になっています。その他の 正しく設定された LDAP ライブラリも機能する場合がありますが、テストされておらず、 正式なサポート対象ではありません。 o AIX と HP では、Java 仮想マシンで SQL Anywhere サーバとは異なるビットが 使われている場合、SQL Anywhere サーバ内で Java VM を実行すると問題が 発生します。たとえば、64 ビットのサーバで 32 ビットの Java VM を使用することは できません。 この問題を回避するために、${SQLANY}/java に、Java VM を起動するための スクリプトが用意されています。このスクリプトを実行するには、JAVA_HOME が正しく 設定されている必要があります。このスクリプトは、デフォルトで 32 ビットの Java VM を使用するように設定されています。64 ビットの Java VM を使用する場合は、 sa_java.sh 内で JAVA_BITNESS の値を 64 に変更します。 複数の Java VM を使用する場合は、sa_java.sh をコピーし、別の Java VM を ロードするように変更します。次に、java_location データベース・オプションにこの スクリプトを参照するよう指定します。 o 一部のアジアのロケールでは、管理ツールでデフォルトでアジアの文字が正常 に表示されない場合があります。この問題は JRE 1.5.0 と、リリース日が JRE 1.5.0 より後の Linux のリリース、または設定ファイルが JRE 1.5.0 に含まれな かった Linux のリリースのサポートに関係します。 表示の問題は、フォントの設定ファイル (JRE の lib ディレクトリ内のプレフィクス fontconfig のファイル) がないことが主な原因です。特定のオペレーティング・ システムと言語の組み合わせのフォント設定ファイルは、オペレーティング・システム のベンダから入手できる場合があります。下記のうち、お使いのオペレーティング・ システムに最も近い項を参照してください。該当する項がない場合は、「その他」 の項の手順を試してください。 TurboLinux 11 (日本語) 次のサイトから RPM の更新をダウンロードします。 ftp://ftp.turbolinux.co.jp/pub/TurboLinux/TurboLinux/ia32/Desktop/11/updates/SRPMS/j2sdk-addon-1.5.0_06-1.src.rpm 1. 管理ツールを実行している場合は終了します。 2. 次のコマンドを使用して RPM をインストールします。 rpm -ivh --nodeps j2sdk-addon-1.5.0_06-1.src.rpm 次のファイルが /usr/java/j2sdk1.5.0_06/jre/lib にインストールされます。 fontconfig.Turbo.10.0.properties 3. このファイルを $SQLANY10/jre150/lib フォルダにコピーします。 これで、管理ツールに日本語フォントが正常に表示されるようになります。 RedFlag 5 (中国語) 簡体字中国語ロケール用の次の RPM がインストールされていることを確認 します。 ttfonts-zh_CN-5.0-2 インストールされていない場合、RedFlag 5 ディストリビューションの CD #2 の RPM を使用します。 RPM をインストールするには、root でログインして "rpm -i" コマンドを実行 します。 次のコマンドを実行して、JRE でシステムのフォント設定ファイルが見つかるように します。 1. cd $SQLANY10/jre150/lib 2. cp fontconfig.RedHat.3.properties.src fontconfig.Linux.properties RedHat Enterprise Linux 4 アジアのロケール用のフォントがインストールされていることを確認します。 インストールされていない場合、Redhat Enterprise Linux 4 ディストリビュー ションの CD #4 の RPM を使用します。 次の RPM にアジアのロケールのフォントが含まれます。 ttfonts-ja-1.2-36.noarch.rpm ttfonts-ko-1.0.11-32.2.noarch.rpm ttfonts-zh_CN-2.14-6.noarch.rpm ttfonts-zh_TW-2.11-28.noarch.rpm これらの RPM をインストールするには、root でログインして "rpm -i" コマンドを 実行します。 次のコマンドを実行して、JRE でシステムのフォント設定ファイルが見つかるように します。 1. cd $SQLANY10/jre150/lib 2. cp fontconfig.RedHat.3.properties.src fontconfig.RedHat.4.properties SuSE 10 アジアのロケール用のフォントがインストールされていることを確認します。 インストールされていない場合、SuSE 10 ディストリビューションの CD #1 の RPM を使用します。 ( xfntjp-20020904-432.noarch.rpm ( xfntkr-2.1-633.noarch.rpm ttf-founder-simplified-0.20040419-6.noarch.rpm ttf-founder-traditional-0.20040419-6.noarch.rpm これらのフォントに、表示したい文字が含まれない場合は、「その他」の項の 手順を試してください。 これらの RPM をインストールするには、root でログインして "rpm -i" コマンドを 実行します。 次のコマンドを実行して、JRE でフォントが見つかるようにします。 1. cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype 2. mkdir $SQLANY10/jre150/lib/fonts/fallback. 3. cp FZ* $SQLANY10/jre150/lib/fonts/fallback 注意:ログイン・プロンプトで言語を設定するだけでは、JRE (と管理ツール) で ロケールを判別できません。管理ツールを起動する前に、環境変数 LANG を 次のいずれかの値に設定してください。 ja_JP ko_KR zh_CN zh_TW たとえば、Bourne シェルやその派生シェルで、次のコマンドを実行してから、 管理ツールを起動します。 export LANG=ja_JP ロケールが de_DE.UTF-8 に設定されている場合、ドイツ語の一部の文字 (ウムラウト付き "a" など) がウィンドウのタイトル・バーで正常に表示されない ことがわかっています。この問題を回避するには、de_DE@euro ロケールを使用 してください。 この環境変数の有効なロケール設定については、/usr/lib/locale のディレクトリ・ リストを参照してください。 その他 上記の項に示すディストリビューションとタイプが同じでバージョンが異なる場合は、 最も近い項の手順を、必要に応じてバージョン番号を置き換えて試すことを おすすめします。また、お使いのディストリビューションに固有の解決策をインター ネットで検索してみてください。それでも解決できない場合は、次に示す一般的な 解決策を使用します。 ユニコード、TrueType フォントを、管理ツールで使用される JRE にインストールする 手順を次に示します。この手順は、上記にないすべての Linux オペレーティング・ システムに使用できます。他の TrueType フォントも同様の方法でインストール できます。 1. 管理ツールを実行している場合は終了します。 2. 無料で提供されているユニコード・フォントをダウンロードします。たとえば、 Bitstream Cyberbit は次のサイトからダウンロードできます。 ftp://ftp.netscape.com/pub/communicator/extras/fonts/windows/Cyberbit.ZIP 3. Cyberbit.ZIP をテンポラリ・ディレクトリに解凍します。 4. $SQLANY10/jre150/lib/fonts/fallback ディレクトリを作成します。 5. Cyberbit.ttf を $SQLANY10/jre150/lib/fonts/fallback ディレクトリにコピー します。 Open Client ----------- o Linux の Open Client アプリケーション - Red Hat で、Open Client アプリケーションが起動時にクラッシュします。これは、$LANG のデフォルト値 "en_US" が Linux 版 Open Client で認識されないからです。この問題を解決 するには、たとえば次のコマンドで $LANG 環境変数の設定を解除します。 unset LANG また、次のように locales.dat ファイルに en_US のエントリを追加することも できます。 [linux] locale = en_US, us_english, iso_1 マニュアル ------------- o 初期リリースでは、英語版のマニュアルだけが付属します。その他の言語のマニュアルに ついては、更新のチェック機能を使用するか、弊社までお問い合わせください。